字通【同訓異字】

えらぶ
択(擇) 〓 〓    選(〓 〓 簡(〓 
択の旧字は擇。〓(えき)は獣屍の象。その〓(とえき)(ときほぐす)するもののなかから、これを〓(と)きえらびとることを〓・擇(たく)という。〓(もう)は嘉草をえらびとること。差の金文は上部を禾(か)の形に作り、嘉禾をえらんで神に差(すす)める意。柬(かん)は東(〓(ふくろ)の初形)の中にもののある形、それを練成する意。銓(せん)は全(ぜん)声、全は金属を一定量に鋳こむ形。精〓して鋳塊とする意で、その質量をはかるを銓衡(せんこう)・銓考という。〓〓〓(そん)声。〓は神前の舞楽の台で、二人並んでそろい舞いをする形。選選はその舞うさま。それで選に「そろう」「えらぶ」の意が生まれる。〓(かん)は簡閲、また柬閲に作る。〓・柬keanは同声を以て通用する字である。

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