改訂新版 世界大百科事典のサンプルページ一覧

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出羽国(日本歴史地名大系・国史大辞典・世界大百科事典)
出羽の名は「続日本紀」和銅元年(七〇八)九月二八日条に「越後国言、新建出羽郡、許之」とみえるのが初見で、越後国の申請を受けて新たに越後国の北部に出羽郡を置いたと記す。同二年七月一日条には「令諸国運送兵器於出羽柵、為征蝦狄也」とあり、軍事基地として
安政の大地震(世界大百科事典)
安政年間(1854-60)に起こった地震で,次の三つが著名。1854年12月23日(安政1年11月4日)午前9時すぎに安政東海地震(安政地震I)が遠州灘沖に発生した。震央位置は北緯34°,東経137.8°,マグニチュードは8.4といわれるが,震源域は
(世界大百科事典・日本国語大辞典)
硬骨魚綱スズキ目サバ科の海産魚。カツオの名称は鮮度が急激に悪くなるので乾燥して食べたり,火を通して調理すると肉質が硬くなることから〈かたうお〉と呼ばれたのがなまったという説がある。英名はskipjackといい,跳びはねるようすに由来する。マグロ類に
(世界大百科事典・日本国語大辞典)
狭義にはマダイを指すが,マダイを含めたスズキ目タイ科Sparidae(英名sea bream)の海産魚を総称することもある。マダイPagrus major(英名porgy)は体長1mに達するものもある大型の海産魚で,赤褐色の体に鮮やかな青色の小点を
(世界大百科事典)
バラ科モモ亜属の落葉果樹。中国や日本で古くから栽培され多くの品種が分化している。またハナモモは花木としても重要なものである。中国の黄河上流,陝西・甘粛の両省にまたがる高原地帯(標高1200~2000m)の原産。中国から各地に伝わって変種を生じた
ホルモン(日本大百科全書・世界大百科事典・岩波 生物学辞典)
生体内でつくられ、その個体の形態形成、代謝、成長、行動発現その他の生理的過程に特定の影響を及ぼす物質をいう。1905年にイギリスの生理学者E・H・スターリングによって提唱された用語である。彼はベイリスWilliam Maddock Bayliss
佐渡金山(世界大百科事典)
新潟県佐渡郡(佐渡国)相川町(現,佐渡市)を中心とした金銀山。天文年間(1532-55)鶴子(つるし)(現同市,旧佐和田町)で発見された銀山は,文禄(1592-96)から慶長(1596-1615)にかけて坑道掘りの技術の導入にともない,その中心が
以心崇伝(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
一五六九 - 一六三三 江戸時代前期の臨済宗の僧侶。金地院崇伝・伝長老ともいわれる。足利義輝の臣一色秀勝の子で、足利氏が滅亡したのち、南禅寺に赴いて玄圃霊三に師事した。醍醐の三宝院に学んだこともあるが、のちに南禅寺金地院の靖叔徳林についてその法をついだ
安土桃山時代(世界大百科事典・国史大辞典)
織田信長が室町幕府15代将軍足利義昭を擁して入京した1568年(永禄11)から,関ヶ原の戦によって徳川家康の覇権が確立した1600年(慶長5)までの約30年間を指し,織田・豊臣時代(織豊政権)ともいう。時代区分のうえでは江戸時代と合わせて近世
室町時代(国史大辞典・世界大百科事典)
政治権力の所在による時代区分の一つ。足利時代とも称される。広義には鎌倉時代と安土桃山時代の中間に位置する足利将軍の存続期を指すが、狭義にはその時代の前期を南北朝時代、後期を戦国時代としてその両時代に挾まれた一時期を対象とし、時にはその片方を含めて
殿上闇討(日本古典文学全集・世界大百科事典)
その先祖を調べてみると、桓武天皇第五の皇子、一品式部卿葛原親王の九代の子孫にあたる讃岐守正盛の孫であり、刑部卿忠盛朝臣の嫡男である。あの葛原親王の御子、高視王は無位無官でお亡くなりになった。その御子高望王の時に、初めて平の姓を賜って
論語(世界大百科事典・国史大辞典)
中国の古典。儒教の代表的な経典,四書の第一。孔子の言論を主として,門人その他の人々との問答などを集めた語録で,20編。儒教の開祖孔子(前551-前479)の思想をみる第一の資料で,また儒教思想の真髄を伝えるものとして後世に大きな影響を与えてきた
徳川斉昭(国史大辞典・世界大百科事典)
一八〇〇 - 六〇 江戸時代末期の常陸国水戸藩主。第七代治紀(武公)の三男。母は烏丸資補の女。幼名敬三郎。はじめ紀教(のりたか)のちに斉昭。兄の第八代藩主斉脩(なりのぶ、哀公)の嗣子となる。字は子信、号は景山・潜竜閣。夫人は有栖川宮織仁親王女吉子
初午(世界大百科事典・日本国語大辞典)
2月初めの午の日,およびその日の行事をいう。全国的に稲荷信仰と結びついているが,旧暦の2月初午は農事開始のころにあたり,そのために農神の性格をもつ稲荷と結びつきやすかったのであろう。関東地方では稲荷講が盛んで,稲荷の祠に幟(のぼり)を立て油揚げや赤飯
野球(世界大百科事典・国史大辞典)
運動競技の一つ。一塁,二塁,三塁,本塁と四つの塁(ベース)を使用するところからベースボールbaseballと呼ばれ,日本で野球と訳された。訳語をつくったのは中馬庚(ちゆうまかのえ)である。アメリカでは別名ボールゲームという。1チーム9人の選手で編成
徽宗(世界大百科事典)
中国,北宋第8代の皇帝。在位1100-25年。姓名は趙佶(ちようきつ)。第6代皇帝神宗の第11子。母はその侍御陳氏。兄の第7代皇帝哲宗の病死後,向太后(しようたいこう)(神宗の皇后)の支持をうけて帝位についた。太后摂政中は,新(革新政策)
ピアノ(世界大百科事典)
18世紀末から現代に至るまで最もポピュラーな鍵盤楽器。鍵盤で弾く点ではオルガンやハープシコードなどと同じだが,オルガンがパイプに空気を送って発音する気鳴楽器であるのに対して,ピアノは弦の振動で発音する弦鳴楽器である。またハープシコードが爪状の
華厳宗(国史大辞典・世界大百科事典)
南都六宗・日本八宗の一つで、『大方広仏華厳経』(『華厳経』)を所依とする宗派。賢首宗ともいう。本山は奈良市雑司町東大寺。『華厳経』は釈尊成道の第二日目に覚りの教理を開陳したものといわれ、インドにおいては竜樹が『十地論』を作って華厳教理を流布し、中国に
法相宗(国史大辞典・世界大百科事典)
南都六宗、日本八宗の一つ。諸法の決択(けっちゃく)をすることから法相宗という。『大方広仏華厳経』『解深密経』『如来出現功徳荘厳経』『阿毘達磨経』『楞伽経』『厚厳経』の六経と、『瑜伽師地論』『顕揚聖教論』『大乗荘厳経論』『集量論』『摂大乗論』
三論宗(国史大辞典・世界大百科事典)
仏教の一宗派、南都六宗・中国十三宗の一つ。インドの竜樹の『中論』『十二門論』とその弟子の提婆の『百論』の三部の論書を所依として立宗しているので三論宗という。インドでは中観宗という。宗義は仏教の根本的な哲学である般若皆空・諸行無常で代表される空の哲学を
南北朝時代(世界大百科事典・国史大辞典)
14世紀の半ばから末まで50余年間の南北朝内乱の時代をいう。鎌倉時代と室町時代の中間にあたるが,広義の室町時代に含まれる。通常,1336年(延元1・建武3)足利尊氏が北朝の光明天皇を擁立し,それについで後醍醐天皇が吉野に移り南朝を開いた時期を
鎌倉時代(国史大辞典・世界大百科事典)
〔時代概念〕幕府が相模国鎌倉に置かれた時代。終期が元弘三年(一三三三)の鎌倉幕府滅亡である点に異論はないが、始期については諸説があり、文治元年(一一八五)の守護・地頭設置に求める説が有力である。明治初期までは、皇代中心の編年的歴史叙述が優勢であったが
平安時代(国史大辞典・世界大百科事典・日本大百科全書)
八世紀末から十二世紀末まで、ほぼ四百年間の長い時期を平安時代と呼ぶのは、延暦十三年(七九四)の桓武天皇の詔によって、新都が「平安京」と命名されたことに基づく。したがって時代の開始はおのずからこの年となるべきであるが、奈良時代との接続を考慮して延暦三年
生態学(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
[ecology]生物の生活に関する科学のこと.最初E.H.Haeckel(1866,1869)により,動物に関して「非生物的および生物的環境(独 Umgebung)との間の全ての関係,すなわち生物の家計(独 Haushalt)に関する科学
古生物学(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
[paleontology]地質時代に生存していた生物,すなわち古生物(paleobios)の構造,分類上の位置,類縁関係,系統関係,生息環境,生活様式,地理的分布,生存期間など,あらゆる問題を考究し,それによって生物界変遷の様式を明らかにすると同時
遺伝学(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
[genetics]遺伝現象を研究する生物学の一分科.親の形質がどのような機構で子孫に伝えられるか,個体間の変異はいかにして生じるかという古くからの問いに対して科学的な解答を与えるために生まれたものである.遺伝学の語は英語のgeneticsに対応する
中村仲蔵(歌舞伎事典・国史大辞典・世界大百科事典)
歌舞伎役者。江戸系と大坂系の二派がある。江戸の初世・三世、大坂の初世・四世が名高い。◎江戸系‐【初世】1736‐1790 幼名万蔵。初名中村市十郎。前名中村中蔵。別名六世中山小十郎、八世志賀山万作。俳名秀鶴。屋号栄屋。浪人斎藤某の子とも
小栗判官(東洋文庫・日本大百科全書・世界大百科事典・日本架空伝承人名事典)
説経浄瑠璃(じょうるり)の曲名。作者、初演は不詳。正徳(しょうとく)(1711~16)末か享保(きょうほう)(1716~36)初めごろに出た佐渡七太夫豊孝の正本には『をくりの判官』とある。京都・三条高倉の大納言(だいなごん)兼家の嫡子小栗判官は
説経節(東洋文庫・世界大百科事典・国史大辞典)
中世末の民衆の間に育った芸能,説経節のなかから,とくに著名な「山椒太夫」「苅萱」「信徳丸」「愛護若」「小栗判官」を選んでその語り口をそのままに伝え,「信田妻」を付載した
正月(世界大百科事典・日本国語大辞典)
暦の上での1年の切れめを祝う新年の行事。新年を迎えることを,年取り,年越しともいう。大晦日から元日にかけての行事に主体があるが,ほぼ1月いっぱい続く。行事の流れは,1日を中心にする大正月と,15日を中心にする小正月とに大別できるが,このほか7日の七日
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