新編 日本古典文学全集のサンプルページ一覧

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仮名手本忠臣蔵(日本古典文学全集・日本大百科全書・世界大百科事典)
第一 鶴岡の饗応(兜改め) 〔一〕御馳走があっても食べてみないとそのうまさが味わえないということは、国が平和に治っている時は立派な武士の忠義も武勇も隠れているのに例えられ、それは星が昼には見えないで夜はきらめいて現れるようなものである。その例をここに
西鶴諸国ばなし(日本古典文学全集・世界大百科事典・日本大百科全書)
西鶴諸国ばなし(扉)絵入 西鶴諸国はなし 一(扉)巻一 あらまし大下馬 巻一 目録公事は破らずに勝つ見せぬ所は女大工大晦日はあはぬ算用傘の御託宣不思議のあし音雲中の腕押し狐四天王絵入 西鶴諸国はなし 二(扉)巻二 あらまし大下馬 巻二 目録姿の飛び乗
好色一代女(日本古典文学全集・世界大百科事典)
老女の隠れ家 「美女は男の命を断つ斧」と昔の人もいっている。咲いた花がいつか散り、枝は夕の薪となるように、人間もいつか年老いて死んでいくのは誰も逃れられぬ運命である。しかし、それを時ならぬ朝の嵐に散らすように、色道に溺れて若死にする人ほど愚かな者
好色五人女(日本古典文学全集・世界大百科事典)
恋は闇夜を昼の国 春の海は静かに、宝船が碇をおろす、室津という所は、繁盛の大港である。ここに酒造りを家業とする和泉清左衛門という商人があった。家は栄え、万事に不足なく、その上、息子に清十郎といって、その生れつきはおのずから業平の姿絵よりも美しく
連歌集(日本古典文学全集)
賦何人連歌連歌集(扉)例言文和千句第一百韻(扉)作品解説・作者解説賦何人連歌姉小路今神明百韻(扉)作品解説・作者解説賦朝何連歌水無瀬三吟百韻(扉)作品解説・作者解説何人湯山三吟百韻(扉)作品解説・作者解説何人宗祇独吟何人百韻(扉)作品解説・作者解説
室町物語草子集(日本古典文学全集)
昔から今に至るまで、めでたいことを聞き伝えているが、わけても、いやしい者が、格別に出世して、初めから終りまでも、ついにつらいことがなくめでたいのは、常陸国に住む塩売の文正と申す者であった。そのわけを尋ねると、都より東の関東の八か国の中でも
春雨物語(日本古典文学全集・国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
春雨降り続いて今日で幾日やら、静かなうえに趣もある。使いならした筆硯取り出してはみたものの、思いめぐらしてみて、書くべきほどのこともない。物語のさま真似てみるのは初めてのこと、しかしながら、わたしのようにあって甲斐なき者、どのようなことが記せよう
西山物語(日本古典文学全集・国史大辞典・歌舞伎事典)
山城国乙訓郡の松尾村という所に、大森七郎という武士が兄妹三人で住んでいた。妹の名はかへといい、その下の弟は惣次といった。七郎の妻は早く亡くなっていたが、年老いた母が健在で貧しいながらも三人の兄妹で大切に仕えていた。また、同じ村里に、同族で八郎という男
英草紙(日本古典文学全集・国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
万里小路藤房卿は宣房卿の子である。幼少から読書を好んで、知識は博く記憶はよく、学は和漢にわたって、才識も富かで、若くして中納言の要職に進んだ。後醍醐天皇が書経の講義を命ぜられたところ、よくその主旨とする意味を解明したので、天皇は深くその才能を愛して
松浦宮物語(日本古典文学全集・日本大百科全書・世界大百科事典)
昔、藤原京を都とされた御門の御時、正三位大納言で中衛の大将を兼任しておられた、橘の冬明と申しあげるお方が、明日香の皇女の御腹にただ一人お持ちになっておられた男君、そのお方は、容貌が人よりまさり、思慮・才覚もまことに比類なく成長されているのを
住吉物語(日本古典文学全集・世界大百科事典・日本大百科全書)
今は昔、中納言で左衛門督を兼任する方があり、上を二人お持ちで、双方にかけもちでお通いになっていた。一人は世に時めく諸大夫の御娘である。こちらには姫君が二人いらした。中の君、三の君と申しあげた。もう一人は延喜の帝の姫君で、高貴な方であられた
滑稽本(日本古典文学全集・国史大辞典・世界大百科事典)
滑稽本(扉) 凡例 酩酊気質(扉) 酩酊気質 上 自叙 凡例 無而七癖酩酊気質品目 かつぎ上戸 面白くない上戸 くどい上戸 小ごと上戸 酩酊気質 下 なき上戸 ゐけん上戸 ねち上戸 りくつ上戸 はら立上戸 さわぎ上戸 しやべり上戸 浮世床(扉)
洒落本(日本古典文学全集・国史大辞典・世界大百科事典)
洒落本(扉) 凡例 跖婦人伝(扉) 色説序 跖婦人伝序 跖婦人像 跖婦人伝 色説序 色説 遊子方言(扉) 遊子方言叙 目録 発端 夜のけしき 宵の程 更の体 しのゝめのころ 甲駅新話(扉) 甲駅新話 序 目録 甲駅新話 跋 古契三娼(扉)
閑吟集(日本古典文学全集・国史大辞典・世界大百科事典)
(真名序)〔一〕そもそも歌謡の道というものは、混沌とした宇宙の中から天地が定まり万物が成り立ってからこのかた、最上の徳を備えた聖君や賢王が人を治める上での大切な方法として重んじ用いたものなのである。この例を古代の中国に尋ね求めてみるに
催馬楽(日本古典文学全集・国史大辞典・世界大百科事典)
律 我が駒 さあ私の愛馬よ、早く行ってくれ。紀伊国にはいるのに通る真土山、アハレ、真土山、ハレ。真土山のかなたに待っているにちがいない人のもとに、行って早く、アハレ、行って早く逢おう。
愛馬を急がせて恋人に逢いに行くという主題は一般性を有する
神楽歌(日本古典文学全集・国史大辞典・日本大百科全書)
神楽歌次第 まず人長が庭火の前に出てきて、「鳴り高し、鳴り高し」を二回繰り返して言う。次に、「ふるまう、ふるまう」を二回繰り返して言う。そして、「今宵の夜の御神事の役人の長である、左の近衛府の将監、正六位上の某(姓名を言う)がつとめます」
雨月物語(日本古典文学全集・世界大百科事典・国史大辞典)
逢坂の関の番士に通行を許され、東への道をとってから、秋が来て燃え立つような山々の紅葉の美しさをも見捨てがたく、そのまま東下りの旅は、浜千鳥が足跡をつけて遊ぶ鳴海潟、富士山の雄大な噴煙、浮島が原、清見が関、大磯小磯の浦々の風光
歎異抄(日本古典文学全集・国史大辞典・世界大百科事典)
(第一部) (序)心の中でこっそり、愚かな考えをあれこれと働かせ、おおよそ、親鸞聖人ご在世の昔と、これを書いている今との状況を比べて究明してみると、亡き師が直接、口伝えに教えてくださった、真実なる信心と違ってきていることを悲しく思い
俳諧集(日本古典文学全集)
俳諧集(扉) 哥いづれの巻(貞徳翁独吟百韻自註)(扉) 作品解説・作者解説 哥いづれ小町おどりや伊勢踊 紅梅やの巻(紅梅千句)(扉) 作品解説・作者解説 梅 第一 蚊柱はの巻(蚊柱百句)(扉) 作品解説・作者解説 そもそもいきとしいけるもの
義経記(国史大辞典・世界大百科事典・日本古典文学全集・東洋文庫)
著者未詳。八巻。『判官物語』『義経双紙』『義経物語』などとも呼ばれ、これらの名称が物語るように、群雄の行動を軸に時代の変革を描く叙事詩としての軍記物語というよりは、源義経個人の数奇な生涯を描いた伝奇物語というべきもので、琵琶法師がその語り物として語った。
十訓抄(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典・日本古典文学全集)
鎌倉時代の説話集。古くは「じっくんしょう」か。三巻十篇。いわゆる妙覚寺本の奥書に、「或人云、六波羅二臈左衛門入道作云々、長時時茂等奉公」とあり、著者は六波羅庁の北条長時・時茂に仕えた人物らしく、奥書と序によれば出家後の晩年、東山の庵で念仏のひまに本書を著わしたという
弁内侍日記(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典・日本古典文学全集)
鎌倉時代の女房日記。弁内侍著。二巻。成立年は未詳であるが、おそらく正元元年(一二五九)十一月二十六日の後深草天皇の譲位後さほど隔たらないころにまとめられたか。現存本は寛元四年(一二四六)正月二十九日後嵯峨天皇の譲りを受けて
十六夜日記(国史大辞典・世界大百科事典・日本古典文学全集)
阿仏尼の日記紀行文学。伝本により『いさよひの記』『阿仏の道の記』『阿仏房紀行』などとも題する。藤原為家がはじめ長男為氏に譲った播磨の細川荘を、のちに悔返して為相に譲ったが、為家の没後為氏が手放さなかったため、為相の母阿仏尼が
沙石集(世界大百科事典・日本古典文学全集)
説話集。無住編。10巻。1279年(弘安2)に起筆し,83年に脱稿したが,その後も編者自身の手で数次にわたる加筆補訂が施された。序文によると,狂言綺語(きようげんきご)も仏果菩提の縁とする平安時代以来の伝統的文学観に立ち,卑近な世俗的話題を通して深遠
とはずがたり(全文全訳古語辞典・日本歴史地名大系・日本古典文学全集)
鎌倉後期の日記。後深草上皇に愛された二条(=源雅忠(マサタダ)ノ娘)の著。十四歳で上皇の寵愛を受けて以来の恋の遍歴と、三十二歳で出家した後、西行(さいぎょう)の跡を慕って諸国を旅するさまを描く。深い自照性があり、作者の魂の歩みが浮き彫りにされている。
建礼門院右京大夫集(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典・日本古典文学全集)
鎌倉初期の私家集。二巻。建礼門院右京大夫の歌を収める。自撰。貞永元年(一二三二)頃の成立。承安四年(一一七四)からの歌約三六〇首をほぼ年代順に収めたもの。建礼門院への宮仕え、平資盛との恋愛、平家没落、大原の建礼門院訪問、後鳥羽院への
正法眼蔵随聞記(国史大辞典・日本古典文学全集・日本大百科全書・世界大百科事典)
道元が門下に示した示誡を孤雲懐奘が聞くに随って記録し、これをその門下が編集したもの。六巻。道元が宋から帰朝してのち、初開の道場である京都深草の興聖寺において、嘉禎年間(一二三五―三八)その門下の僧衆に示した示誡の集録である。明和七年
新古今和歌集(日本古典文学全集・世界大百科事典・日本国語大辞典)
新古今和歌集序(仮名序)〔一〕和歌は、昔、天地が開け始めて、人の営みがまだ定らなかった時、日本の歌として、稲田姫の住んでいた素鵞の里から伝わっているということである。そうした時以来、和歌の道が盛んに興り、その流れは今日まで絶えることがなくて、恋愛に熱中したり
無名草子(日本古典文学全集・日本大百科全書・世界大百科事典)
〔一〕この世に生をうけて以来の八十三年間の年月が、ただ無為に過ぎてしまうことを思うと、大変悲しく、たまたま人間として生れてきた思い出に、死後の形見にするほどのこともなくて生涯が終ってしまいそうな悲しさに、髪を剃り、衣を墨染にして、どうにか姿ばかりは
近代秀歌(歌論書)(国史大辞典・日本国語大辞典・日本大百科全書・日本古典文学全集)
藤原定家著。承元三年(一二〇九)源実朝に送ったと思われる歌論書。最も原形に近い島原松平文庫本(一)およびその系統の流布本(二)と自筆本がある。まず紀貫之以後の和歌史を概観して、新古今歌風が反貫之・六歌仙歌風の復興であること、および今後の目標は「寛平以往(前)」
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