字通【書名解説】

春在堂随筆 
しゅんざいどうずいひつ 
十巻。清の〓〓。春在堂は〓の斎号。その詩は「〓〓ちて春仍ほ在り」の句に取る。作者が平生書きとどめた紀行・随筆をまとめたもの、学術の問題や交友関係の記述が多く、〓生徂徠の〔論語徴〕、塩谷宕陰の〔宕陰存稿〕への所見や、竹添井々の〔桟雲峡雨日記〕に序を求められた話などがある。わが国からの訪問者が多かったようである。