字通【同訓異字】

なく
    〓    涙(〓 〓 〓   〓 〓 
なくものに、人の声、鳥獣の声、自然の声がある。号は祝告(〓(さい))に対して、柯枝を以てこれを責め、その実現を求めるもので、可・呵と同系の語。大声で叫ぶことをいう。吟は口ごもって歌う。泣は喪礼のとき、立(位、場所)に〓(のぞ)んで泣く。唏(き)〓唏xia-xi〓iのように双声の語として用い、すすり泣く声をいう。哭(こく)は祝告に犬牲を加えて死者を弔う意。哭するときは声を出さず、声を出して哭弔することを慟(どう)という。涕(てい)〓(なみだ)(象形字)を形声化した字。〓〓(戻)(れい)に従う。〓に災厄の意がある。〓(ちよう)〓(てい)・鳴はみな鳥声、吼・〓(こう)は多く獣についていう。それぞれその声に擬したものが多い。ただ鳴は鳥声を以て卜する鳥占(とりうら)の法、口は祝告の〓(さい)。祈って鳥の動作を見、その鳴き声などで卜する。〓(きよう)は屍骨を殴(う)ち、その呪霊を呵して、徼(もと)むる所を得ようとする呪儀である。

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