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デジタル版 集英社世界文学大事典

凡例

項目の表示

[1] 見出し

  1. 人名項目は、原則として姓にあたる部分、名前や父称などにあたる部分の順に表示した。
    例: フォークナー ウィリアム
  2. 作家本人かあるいは一般に、名前やミドル・ネームなどをイニシャルで表記しているも のは、それに従った。
    例: ロレンス D.H.
  3. 名前で通用しているものは名・姓の順で表記した。
    例: インド、ベンガルの作家
       ビブティブション・ボンドパッダエ
  4. ハンガリー人名は、日本人名と同様に姓・名の順で表記した。
    例: ルカーチ・ジェルジュ
  5. 中世の人名などのように、慣用によって名前に地名などを続けて呼ぶ場合は、そのように表記した。
    例: ジェフリー・オブ・モンマス

    また、地名などによって人名を特定する必要がある場合は、( )で示した。
    例: イシドルス(セビーリャの)
  6. モンゴル人名は父称・名の順で表記されるが、原則として、通用している名、父称の順に表示した。
    例: オヨーン エルデネバティーン
  7. ペンネーム、別称などで通用している場合はこれを見出し項目とし、本文中に本名を記した。必要によっては「見よ項目」を設けた。
    例: ドジソン チャールズ → キャロル、ルイス
  8. 日本における呼称が二通りあり、そのいずれも広く用いられている場合は、「見よ項目」を設けた。
    例: ダ・ヴィンチ → レオナルド・ダ・ヴィンチ
  9. 「見出し」本項目として採った原名の発音が、日本での慣用呼称などと異なるものは、「見よ項目」を設けた。
    例: アンデルセン → アナセン
  10. 中国人名は、姓・名の順に表示した。ひらがなによる日本語読みとカタカナによる原音は【 】で括って併記し、それぞれ姓と名を分けた。
    例: 郭沫若 【かく・まつじゃく/グオ・モールオ】

    ただし、ペンネーム、通称などで姓と名が分かちがたい場合は、この限りではない。
    例: 老舎 【ろうしゃ/ラオショー】

    また、例えば本名で立項されているが、号や字(あざな)も広く通用している場合は、「見よ項目」を設けた。
    例: 蘇東坡 【そとうば】 → 蘇軾 【そしょく】
  11. マレーシア、シンガポールの華文作家は中国に準じた。ただし、シンガポールの中国系英語作家の場合は、カタカナ表記の姓と名をナカグロ(・)で分けた。
    例: ウォン・ユンワ
  12. 朝鮮・韓国の人名は、姓・名の順に表示し、カタカナによる朝鮮語読みとひらがなによる日本語読みは【 】で括って併記した。配列は朝鮮語読みにより、日本語読みは「見よ項目」とした。
    例: 尹東柱 【ユンドンジュ/いんとうちゅう】
       金時習 【きんじしゅう】 → 金時習 【キムシスプ】
  13. アフリカの人名は、原則として現地音に重点を置いて表記したが、日本ですでに広く知られている呼称については、これを尊重した場合もある。また英語、フランス語の発音による呼称が一般に知られている場合は、それを主とし、現地音を〔 〕内に併記した。
  14. アラブ人名に前置される「アル」「アッ」やインドの宗教的称号「グル」「バーイー」などは、( )内に示し、前置した。「見出し」の配列順位は( )外の部分によった。
    例: (アル・)スフラワルディー
       (グル・)ナーナク
  15. 作者不詳の作品や作品群については、見出しを『 』や《 》でくくって示した。
    例: 『ティル・オイレンシュピーゲル』
       《サガ》
  16. 新聞・雑誌の見出しは、原則として「 」でくくって示した。
    例: 「創造季刊」
  17. 新聞・雑誌のカタカナ見出しは、原則として定冠詞の読みを省略した。
    例: 「エグザミナー」
       [英]The Examiner
    ただし、定冠詞をつけて読むことが慣用となっているものはそれに従った。
    例: 「ル・モンド」
       [フランス]Le Monde

[2] 原綴の表記

  1. 「見出し」のあとに、ラテン文字(ローマ字)による原綴、または各種文字をラテン文字に転写した原綴を付した。ただし、キリル文字およびハングルは、そのまま示してある。
    例: ミラー ヘンリー
       Henry Miller
       ホメロス
       Homēros
       ドストエフスキー フョードル・ミハイロヴィチ
       Фёдор Миха́йлович Достое́вский
       朴趾源 【パクチウオン/ぼくしげん】 박지원
  2. 旧ソ連邦における人名は、過渡期の状況を考え、原則としてそれぞれの原語に従来のロシア語による綴りを併記した。例えばウクライナ、ベラルーシ(キリル文字使用)、およびラトヴィア、リトアニア(ラテン文字使用)は、
      それぞれの原語/ロシア語
    例: リトアニア
       ツヴィルカ ピャートラス
       Petras Cvirka/Пя́трас Цви́рка
      アルメニア、グルジアは、
        原語のラテン文字転写/ロシア語
    例: グルジア
       ルスタヴェリ ショタ
       Shota Rusṭaveli/ Шо́та Руставе́ли
      その他、カザフスタン、タジキスタン、キルギス等は、
        ロシア語のラテン文字転写/ロシア語
    例: キルギス
       アイトマートフ チンギズ・トレクロヴィチ
       Chingíz Torekúlovich Aitmátov/
       Чинги́з Тореку́лович Айтма́тов
    また、旧ソ連邦からの亡命作家・詩人などで、亡命先でその名前が知られている場合、亡命先での原綴も併記した。
    例: ブロツキー ヨシフ・アレクサンドロヴィチ
       Ио́сиф Алекса́ндрович Бро́дский/Joseph Brodsky
  3. モンゴルにおいては、人名・事項とも現行のキリル文字で示したが、将来を考慮してモンゴル文字のラテン文字転写を併記した。
    例: ダムディンスレン ツェンディーン
       Цэндийн Дамдинсүрэн/
       Čengdü-yin Damdinsürüng
    内モンゴルの人名、1920年代以前の人名、および作品名は、モンゴル文字のラテン文字転写のみとした。
    例: 『ゲセル・ハーン物語』
       Arban ǰüg-ün eǰen geser qaγan-u tuγuǰi
  4. 旧ユーゴスラヴィア内の言語のうち、セルビア語はキリル文字のラテン文字転写を採用した。マケドニア語はキリル文字のままとした。
  5. ヴェトナムについては、ラテン文字によるヴェトナム語表記の後に漢字名を添えた。現代作家においては、漢字を用いて著作した場合のみ漢字名を付記した。
    例: グエン・ヴァン・ヴィン
       Nguyen Van Vinh[阮文永]
  6. 爵位、尊称などは、本来の名と区別して、原則としてイタリック体で示した。
    例: サド ドナシヤン=アルフォンス=フランソワ・ド
       Donatien-Alphonse-François, marquis de Sade
  7. 中国人名については、「見出し」の日本語読み・原音カタカナ表示のあとに、「漢字拼音(ピンイン)方案」によるラテン文字の中国語音を示した。四声は省略した。
  8. 主として事項項目、新聞・雑誌においては、[ ]を用いて言語名を明示した。
    例: カタルシス
    [ギリシャ]katharsis、[ラテン][英][フランス]catharsis、[ドイツ]Katharsis
  9. 古代オリエントの作者不詳の作品など、後世の発掘・発見などによって命名されたものは、一般に通用している言語の原綴で、それに代えた。
    例: 『ズーの神話』
       [英]The Myth of Zu
       『ウェストカー・パピルスの物語』
       [ドイツ]Die Märchen des Papyrus Westcar

[3] 生没年月日

  1. 人名原綴の次に原則として西暦によって示し、確認しうるかぎり月・日まで記載した。
  2. 中国については、中華民国成立(1912年)前に没した場合のみ中国年号を併記した。
    例: 1881.9.25‐1936.10.19
    例: 701(長安1)‐762(宝応1)
  3. ロシアについては、1918年2月13日(ロシア暦同年1月31日)以前はロシア暦を用いた。ロシア暦と西暦とで生年に1年の差が生じる場合、生年に西暦を併記した。
    例: トルストイ アレクセイ・ニコラエヴィチ
       Алексе́й Никола́евич Толсто́й
       1882.12.29,西暦1883.1.10‐1945.2.23
    ブルガリアについても1916年4月13日(旧暦同年3月31日)以前のものは旧暦(ユリウス暦)である。旧暦と西暦の差異に関しては、ロシアと同じ扱いにした。
    例: ボテフ フリスト
       Хри́сто Бо́тев
       1847.12.25,西暦1848.1.6‐1876.5.20
  4. 生没の月日が不明で生年と没年が同世紀の場合にかぎり、没年の世紀に相当する数字は省略した。ただし、10世紀以前については省略しない。
    例: 1304‐77
  5. 西暦紀元前の場合には、「前」を付した。
    例: 前100‐前44.3.15
  6. 生没年月日が「推定とされるもの」には「頃」、「このころだが確証がとれないもの」には疑問符(?)をそれぞれ付した。また、異説のある場合は、〔 〕を用いて併記した。
    例: 1170頃‐1230頃
       1609.2.10‐1642.5.?
       204〔205〕‐269〔270〕
  7. 生没年がきわめて不確かで、推定による場合、受洗、活躍、著作などその根拠を示した。
    例: 1591.8.24受洗‐1674.10.15
       14世紀末に活躍
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