字通

常

11画
旧字
(〓)
12画 6602
字音カツ
字訓しかる
同訓異字しかるむせぶ

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説文解字
〓
字形形声
旧字は〓。声符は曷(かつ)。曷は曰(えつ)〓(かい)とに従い、屍骨の象である〓に、祝〓を示す曰を加え、〓の呪霊によって祈り、呪詛などを加える意。〔説文〕二上に「〓(のどかわ)くなり」とあり、〔説文通訓定声〕に「聲の歇(や)むなり」とする。もと呪詛して威嚇を加える意。のどを痛めるほどの声を出したのであろう。
訓義
[1] しかる、おこる、どなる、となえる。
[2] のどがかわく、声がかれる、むせぶ、なく。
[3] はやす、はやしたてる。
古辞書の訓
〔新〓字鏡〕〓 水乃无(水のむ)、〓、左へ(〓)豆利止奈(余)无(さへづりとよむ)〔名義抄〕〓 イバユ・イナナク・オビユ・ミヅニウフ・サヘヅリトナフ/〓〓 カシコマル
熟語
【喝拳】かつけん  拳うち。
【喝采】かつさい  もと〓博の采をふるとき、かけ声をかけてふること。のち拍手して賛美すること。〔京本通俗小説〓〓蛮〕手に象板を拿(と)り、〓〓に立ち、梁を遶(めぐ)らすの聲を唱〓す。衆皆〓〓す。
【喝彩】かつさい  喝采。
【喝盞】かつさん  乾杯。
【喝〓かつしつ  しかる。
【喝声】かつせい  大声。
【喝茶】かつちや  喫茶。
【喝道】かつどう(だう)  先ばらい。貴人高官が通るとき、人を追い払った。〔李商隠雑纂〕(殺風景)〓〓〓〓す。
【喝罵】かつば  ののしる。
【喝破】かつぱ  説破する。
【喝喇】かつらつ  早口。
下接語
一喝・虚喝・恐喝・脅喝・呼喝・大喝・洞喝・縛喝・捕喝

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