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凡例目次

  • この辞典を使う人のために
  • 一.親字とその解説について
  • 二.熟語とその解説について
  • 三.表記について
  • 中国現代音と他のおもな表記法との対照例

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新選漢和辞典 Web版

凡例

二 熟語とその解説について

熟語は、漢籍や日本古典で用いられる主要な熟語、および一般社会生活に必要な熟語を中心に、現代中国語の基本語彙も含め、約5万5700語を収録した。


一 熟語の配列

(1) 熟語は原則として一字めからの読みの五十音順に配列した。読みが同一の場合は、二字めの画数順とした。

(2) ただし、三字以上の熟語でも、二字の熟語がもとになってできた複合語または句・文は、当該熟語の説明のすぐあとに列挙した。この場合、当該熟語との重複部分は省略しないで、その全形を掲げた。
(例) 
【国民】こくみん
【国民性】こくみん せい
【経史】けいし
【経史子集】けいし ししゅう(しふ)
(例) 
【巧言】こう(かう)げん
【巧言令色】こう(かう)げん れいしょく
【四面】しめん
【四面楚歌】しめん そか

(3) 現代中国語の熟語は、他の熟語の後に一括してまとめ、五十音順に並べた。

(例) 
【一塊児(兒)】イーコワル
【一共】イーコン
【一下】イーシア

(4) 句・文は、〖  〗で示した。

(5) 独立した句・文は長短にかかわらず、熟語の最後に、読みの五十音順に列挙した。

(例) 
〖一狐之腋〗いっこのえき
〖一死一生知二交情一〗いっしいっしょう(しゃう)こう(かう)じょう(じゃう)をしる
〖一将(將)功成、万()骨枯〗いっしょう(しゃう)こうなって、ばんこつかる

二 熟語の見出し

熟語の見出しは新字体または書きかえ字で行うことを原則とし、必要に応じて旧字体を( )、また、表外字を(「 」)に入れて示した。

(例) 
【幼児(兒)】よう(えう)じ
【補(「輔」)佐】ほさ

なお、見出し語の中に旧字体を示すのは、新旧字体に二画以上のちがいのある場合、また、一画のちがい、画数は同じでも字体に著しいちがいがある場合に示すことを一応の目安とした。


三 熟語の読み方

(1) 外来語および現代中国語の基本語彙以外はすべてひらがなで示し、その歴史的かなづかいを、参考として( )に入れて示した。

(例) 
【呈上】ていじょう(じゃう)
【女真(眞)】じょ(ぢょ)しん*ジュルチン

(2) 熟語が、読み方によって意味が異なる場合は、一二……をつけて区別した。

(例) 
【利益】りえき

一りえき

①もうけ。

二りやく 仏教 神や仏のめぐみ。ごりやく。冥利(みょう り)。

(3) 現代に直接係のある中国の主要な人名・地名などは、現代中国語の大体の発音をカタカナで示した。

(例) 
【毛沢(澤)東】もうたくとう*マオツォートン
【北京】ペキン*ペイチン

(4) 現代中国語として、中国古典語あるいは国語とは別な意味を表す熟語については現をつけ、その発音をカタカナ、およびローマ字で示したうえ、解説した。

(例) 
【火車】か(くゎ)しゃ

一か(くゎ)しゃ…

二ひのくるま…

三ピンインフオチョー huǒchē現 汽車。

【再見】ツァイチエン

ピンインzàijiàn現 さようなら。

(5) 専門語については、仏教法律哲学……のラベルを用いて、それぞれ仏教・法律・哲学係の語であることを示した。


四 熟語の解釈

(1) 解釈が二つ以上ある場合は、①②……によって区別し、また、わが国特有の意味のものには国 をつけて示した。

(2) 反対・対照の意味を表すことばは⇔で示し、また、同音異字の同義語については、解釈の最後に=をつけて示した。

(例) 
【生霊(靈)】せいれい

一せいれい

①たみ。人民。=生黎

②いのち。生命。

二いきりょう(りゃう)国 生きている人のたましいで、他にたたりをするもの。生きすだま。⇔死霊

(3) 見出し語中、その語を含む熟語、または句の用例を、「  」をつけて解釈の末尾に掲げて、理解の一助とした。また、必要に応じてその意味も付した。

(例) 
【無礙】むげ

……「融通(ゆう ずう)無礙」

【溜飲】りゅう(りう)いん

……「溜飲がさがる」(不平・不満がいっぺんにふきとぶこと。)


五 用例・出典

(1) 現行の高校漢文教科書、および著名な漢籍中に見られる熟語については、特にその有名な用例・例文を豊富に盛りこむとともに、 ア その読み方を現代仮名遣いで示し、 イ さらに口語訳を(  )内に加え、 ウ 出典を〈  〉内に明示した。

(例) 
【悠然】ゆう(いう)ぜん

……「悠然見二南山一(ゆうぜんとして なんざんをみる)」(心ゆったりと、南方の山を望みみる。)〈陶潜(とう せん)の詩・飲酒〉

(2) 出典の示し方は、

 ア  経書・子書については「書名・編名」を、

(例) 〈論語・子罕(しかん)〉
〈左伝・僖公(きこう)〉

 イ  史書には「書名・目(もく)の名」を、

(例) 〈史記・高祖本紀(こうそほんぎ)〉
〈漢書(かんじょ)・項籍(こうせき)伝〉

 ウ  詩文については無名氏の作品には「書名・題名」を、

(例) 〈文選(もんぜん)・古詩十九首〉
〈詩経(しきょう)・桃夭(とうよう)〉

 エ  その他は「作者名・題名」を示した。

(例) 〈屈原・漁父辞(ぎょほのじ)〉
〈杜甫(とほ)の詩・兵車行(へいしゃこう)〉

(3) 故事成語・成句の有名なもの約250を選び、赤を使って目立たせた。


六 逆引熟語

親字を語末に用いた常用熟語を掲げた。(親字「償」の例)

(例) 

逆引熟語

代償(だい しょう)・弁償(べん しょう)・補償(ほ しょう)・賠償(ばい しょう)

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